千本の処理がほぼ完了。
時間の都合で座標の取得が3点のみで、不十分ではあるが、これはこれなりに価値があるものができたと思われる。
時間があるときに少なくとも、もう3,4点の座標は観測し、この計算結果に反映させたい。
3点のみの座標取得で実際には評価は難しいがレポートの結果は下記の通り
誤差はこのデータからだけなら数センチ以内。この広さと地形でこの精度はある意味驚異的。
前回の横山地区に比べるとかなり良い。 GNSSが頼りなので受信環境に精度が左右されるということは経験済みである。また、いつも思うが高さ方向の精度が思った以上によく出るようだ。アンテナのXY方向の傾きと設置方向をもう少し正確にすればまだ改善できそうに思われる。今後の課題としてアンテナの垂直をもっとどうすれば正確にできるか。
今回はすべての設置箇所でスマホの水平器を使ってアンテナの垂直設置につとめたが、このためと思われるXY方向の誤差が以前の他の場所の目測での垂直設置に比べて明らかに少なくなっている。(以前はそれほど精度は出せないだろうと思ってテキトーにやっていた。ポールが長いので少しの傾きでもXY方向の位置が大きくずれると言うことはわかってはいる)
また、前回の横山では砂防堰堤そばでの観測値には明らかなミスFIXと思われる数値が散見されたが、この千本でのデータでは観測時間が短かったにもかかわらずしっかりとFIX解が得られている。このことも精度の良さにつながっていると思われる。アンテナ(受信機を含む)の性能(感度や内部雑音など)が観測精度に大きく影響を与えることもわかっている。(前記の砂防堰堤そばの観測でのミスFIXは堤体でのマルチパスや反射波と思われる)
今回のこれら空谷地区の横山と千本の限界集落、いつまでこれらの田畑の耕作がされるのか、また、この集落が残っているのか、。 この今回の記録が貴重な記録にならないように、と、思うが。。。